痛ましいほど楽園

言いたいことはありません

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

SBRとジョジョリオン、喪失と再構築

SBRとジョジョリオンについての雑記。 個人的には、SBR以降のジョジョは、主人公が「弱者」であるという点が素晴らしい。記憶とか身体とか、かつて「自分を自分たらしめていたもの」を失った彼らが主人公である以上、必然的に問いは内省的なものになるからだ…

ジョジョリオン、メモ

ジョジョリオンを7巻まで読んだので、雑記。 ジョジョの7部以降、たぶん好き嫌いは分かれるんだろうけど、わたしはすごく好きです。 スケールは小さいけれど、情緒的だと思う。 問いが内省的なものにシフトしている。 自分が何を失ったら自分じゃなくなる…

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」メモ

8月までやってたルノワール展、3回行ったので「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の印象メモを。 ・モンマルトルとパリという文脈(労働者と芸術家と富裕層) まず、コンテクストとして、19世紀のパリという場所。革命後、貴族文化が市民にも開放…

「宇宙と芸術展」メモ

森美術館の宇宙と芸術展のメモ。 むかしの/いまの人間が「得体の知れない大きいもの」にどう対峙してきたか(科学によって諒解しようとする行為、創作によって解体/解釈する行為) 宇宙を単なるロマンにとどめず、限りなく近づこうとする人間の営み、あらゆ…

生活と労働と夜景

工場夜景がすごく好き、という話。 東京でも、郊外でも、夜に工業地帯を走ればどこでも見られる。 「工場」「労働」という、華やかさからかけ離れたモノたちは、夜のバイパスにあらわれ出るとき、あまりに美しい。 そもそも夜景というのは不思議なものだ。 …

品川ナンバー

東京の喜びは、夜の首都高にあると思う。 深夜3時だろうと首都高に飛び乗って、深夜のサービスエリアでうどんを食べて、広い駐車場でぽつんと「寂しい」と思うことが自由だと、わたしは思う。 精神的な寂しさはもう充分。 物理的な寂しさの中に身を置きたい…

明晰に疲れているということ

わけもなく疲れている。 ここ数日無気力で、夕飯を食べたら気を失うように眠っている。 今日は禁煙も失敗するし、バイトも早退してしまった。 部屋もゴミ溜めのようだし、あーあ、もうだめ。おしまい。解散。 という感じ。 今までは「夏大好き!冬が来ると思…

ひとり水族館

ひとりでサンシャイン水族館にきました。 西武とサンシャインに欲しいものがあったのですが、西武には目当てのものがなく、サンシャインはなんと閉館日で、「えっ!?わたしの1日なんだったの?」と動揺のあまり水族館に飛び込んでしまいました。 カップル…

溺れるように生きている

さいきん、たばこが上手に吸えません。 息がうまくできないのかもしれない。 お酒を飲んでるときだけはスーッと肺に入ってくる。 わたしはもっと豪快な人だった気がする。 今がどん底。 これから一年は、そう思って生きることになるでしょう。 息がしやすい…

ホスピスボランティアのこと

ホスピスでボランティアをしてます。 東京のはずれの、キリスト教系の病院です。 お風呂上がりの患者さんの髪を乾かしたり、お茶とおやつを配ったり、洗い物をしたり洗濯物をたたんだり。 今は3ヶ月め。 ここで仕事を教えてくれる先輩ボランティアのおばあち…

「あなたのためを思って」に対する就留女からの反論

最近、人から説教されることがめちゃめちゃ多いんですよね。 ほとんどは就活を終えた同期、または新卒として働いてる先輩。 だいたいは、「就活終わったの?」「留年します」からの 「(ボランティアとか学芸員資格とか)そんなの役に立たないよ!やめなよ!…