痛ましいほど楽園

言いたいことはありません

越冬

 

またまた熱を出して臥せってます(年が明けてからもう4回目!)。

しかも、こんなときに限ってサボテンが枯れてるのを見つけてしまう。

 サボテンも急に死ぬわけじゃなくて、徐々にしぼんで、茶色くなってくんですね。

気付いた頃にはもうなきがら。

 

4つ育ててるミニサボテンのうち、すでに2つが枯れてしまった。

残る2つは元気に育っていて、同じ場所で、同じ水をあげててもちゃんと育たない個体もあるよね、そりゃあね、とも思う。

こんな気分のときは、死んでしまった半分のほうにいっそう自分を重ねてしまう。

体調がいいときなら、サボテンひとつでこんなに落ち込んだりしないのに!

 

 

毎年、越冬は命がけだと思う。

終わらない冬はないけれど、春が来るまで生きていられる保証もないよ、と泣いて過ごした冬が今年も終わる。

春が来たら、泣いたり臥せったりしながら今年も死なずに冬を越せたことを自分で褒めてあげよう。

 

海も見に行こう。

海はいつでも見たいけど、冬の海はあまりに寂しくて立っていられないほどだから。

 

桜より、菜の花が好きだ。

派手好きだから、ピンクより黄色がいい。

 

リネンのシャツも着たい。

洗濯が難しくて、すぐしわになるけれど。

アパレル店員をやっていた頃、「しわになりやすいけど、それもリネンの風合いなんですよ」と言って売っていたけど、言ってるうちに本当にそんな気がしてくるから不思議だ。

 

春の海も、菜の花も、リネンのシャツも、ぜんぶぜんぶ、あとすこし、すぐそこ。