痛ましいほど楽園

言いたいことはありません

毎日のこと

生活.2017(せいかつどっとにせんじゅうなな)

あけましたね。 おめでとうございます。 去年は、自分の意思の及ばないことが多く、挫けた思いの多い年となりました。 演劇サークルをやめたり、ボランティアを始めたり。 思い立って風呂場で髪を10センチ切り落としたり、酔った勢いでピアスを開けたり。 所…

イブに寄せて

チョコレート屋さんでアルバイトをしていると、たまに、切実な人に出会う。 たとえば、 「付き合ってない人とクリスマス過ごすんですけど、これあげたら重いですかね」 って相談してくる、クールっぽい男の子とか。 たとえば、友達に 「こいつ明日好きな先輩…

そうだ、ピアス開けよう

そうだ、ピアス開けよう。 ふと思った。 年内最後の授業で、先生に呼び出されて 「もう5回も欠席してるようなので、レポートと発表でかなり頑張らないと厳しい」 と言われる。 1マス戻る。 バイト先のチョコレート屋は繁忙期で、時給は上がらないのに仕事だ…

希死念慮と完全犯罪

雪が嫌いとか、お腹が痛いとか、そんなくだらないことでは泣けるけど、泣くことでしか癒されないような傷を負ったとき、本当に泣くべき場面で私は泣けない。 チャチな嘘をつかれて、ヘラヘラ謝られたようなときにこそ、わんわん泣けたらいいのにと思う。 で…

泥酔のメモ

「ラーメン食べたい」 「海苔の佃煮をアテにしてもう一杯だけ飲みたい」 「ルノワールの絵だけを延々見つめてたい」 「なんか知らんけど気づいたらめっちゃ肩凝ってるヤバい」 「これから家帰ってプレステ4があったらめっちゃ嬉しいだろうな」 「めちゃめち…

ヒリヒリと

1年とか2年前は、「幸せになりたい」と鮮烈に願っていた気がする。 こんな夜に思い至るのは、最近は「幸せになりたい」と思うことすらなくなったな、ということ。 あまり幸の薄そうなことは言いたくないけど。 思うのはただ、遠くへ行きたいということ。 台…

魔法がとける

ユーリ‼︎!onICEを全話見たり、ジョジョ一挙放送6時間を一挙に見たり、インフルエンザを満喫してます。 明日から社会復帰。バイトと大学。 四肢を投げ出して 「おうちにいるのも飽きたけど〜〜働きたくな〜〜〜〜い! そもそも病気になりたくな〜〜〜〜い! …

インフルエンザ初体験レポート

生まれてはじめてインフルエンザになりました。 今年は本当についてなくて、ものもらい、盲腸、インフルエンザと、今までかかったことのない病気にばかりなった。 この調子でいくと、ノロウイルスにもなっちゃうかもしれない。 もう熱は下がったのだけれど、…

祈るように、逆立つように。

今夜は雪が降るそうですね。 自分でもまさかと思うけれど、雪が嫌いすぎて、わんわん泣いてしまった。 22歳にもなって天気に泣かされるなんて、思わなかった。 大人は正当な理由なく泣かないものだと思っていた。 正確に言えば、こんなに不安定なこころのま…

彼について、あるいは誠実さについて

一年くらい前に好きだった男の子に、突然呼び出された。 おしゃれで、趣味がよくて、律儀で、人間らしい男の子だった。 私のほうが年上だったけど、とくに音楽とタバコの趣味は、彼からたくさん影響を受けた。 とにかくすーーっごく好きで、ふたりで海を見に…

テラスハウスの夜

昨晩は、大学2年生の男の子ふたりと、徹夜でテラスハウスを観る夜だった。 ふたりともバンドマンで、家にはレコードがあって、本棚には浅野いにおや市川春子や東村アキコがある。 モラトリアムのための館って感じ。 いままでわたしの周りには、「俺たち暇な…

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」メモ

8月までやってたルノワール展、3回行ったので「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の印象メモを。 ・モンマルトルとパリという文脈(労働者と芸術家と富裕層) まず、コンテクストとして、19世紀のパリという場所。革命後、貴族文化が市民にも開放…

「宇宙と芸術展」メモ

森美術館の宇宙と芸術展のメモ。 むかしの/いまの人間が「得体の知れない大きいもの」にどう対峙してきたか(科学によって諒解しようとする行為、創作によって解体/解釈する行為) 宇宙を単なるロマンにとどめず、限りなく近づこうとする人間の営み、あらゆ…

生活と労働と夜景

工場夜景がすごく好き、という話。 東京でも、郊外でも、夜に工業地帯を走ればどこでも見られる。 「工場」「労働」という、華やかさからかけ離れたモノたちは、夜のバイパスにあらわれ出るとき、あまりに美しい。 そもそも夜景というのは不思議なものだ。 …

品川ナンバー

東京の喜びは、夜の首都高にあると思う。 深夜3時だろうと首都高に飛び乗って、深夜のサービスエリアでうどんを食べて、広い駐車場でぽつんと「寂しい」と思うことが自由だと、わたしは思う。 精神的な寂しさはもう充分。 物理的な寂しさの中に身を置きたい…

ひとり水族館

ひとりでサンシャイン水族館にきました。 西武とサンシャインに欲しいものがあったのですが、西武には目当てのものがなく、サンシャインはなんと閉館日で、「えっ!?わたしの1日なんだったの?」と動揺のあまり水族館に飛び込んでしまいました。 カップル…

溺れるように生きている

さいきん、たばこが上手に吸えません。 息がうまくできないのかもしれない。 お酒を飲んでるときだけはスーッと肺に入ってくる。 わたしはもっと豪快な人だった気がする。 今がどん底。 これから一年は、そう思って生きることになるでしょう。 息がしやすい…

もうちょう

生まれてはじめて、盲腸になりました。 薬で散せるけど、お酒もだめ、辛いものもだめ、らしいので八方ふさがりな気持ち。 不思議なことに病名がつくとすごく盲腸らしい気分になってくる。 炎症なので、微熱もあるらしい。 人より風邪をひきやすいし体力もそ…

雨の日は

さいきん、お酒を飲んだあと憂鬱になる。 わたしがメランコリーなとき、お母さんは「雨が降るからだよ」とか「夜だからだよ」とかなんやようわからん理屈をつけてくれるのですが、それを聞くといつも妙に納得して、落ち着く。 憂鬱を憂鬱のまま肯定してくれ…